こんにちは、UCHIです。
地元の工務店で建てた31坪の平屋に家族4人で暮らしています。
家づくり中の方、玄関は何畳くらい必要?とお悩みではないでしょうか。
どちらかといえば、間取りを考える上で中心となるのは「リビング」や「キッチン」。
「ああしたい」「こうしたい」と理想の暮らしを描いた時に思い浮かぶのは、そういった家族が集う場所ですよね。
一方、「玄関」はずっといる場所ではないので優先順位はついつい低くなってしまいがち。
むしろ、「どうせ通過するだけの場所だし、リビングを広くしたいから玄関の面積を少し削ろうか、、、」なんてことになっていませんか?
そんな方は、ちょっと待ってください!!
玄関は、「家の顔」とも言われる重要な場所。
家の中以上に他人の目に最も触れる場所でもあります。
誰かの家を訪ねた時、家の中まで入らずとも、玄関を見て、なんとなくどんな暮らしをされているか勝手にイメージしてしまうことってないですか?
できればいつでもきれいにしておきたいNo.1の場所です。
何より玄関が整っていると、出かける時も帰宅するときも、家族みんなが気分がいい!
なのに、どうしても物が増え、生活感に溢れ、雑然としがちな場所No.1でもある、なかなか厄介な場所です。
例えばこんなこと・・・
- 狭くて、出かける時に靴を履く順番待ちの渋滞発生
- 収納場所が足りず、物があふれてしまっている
- うす暗くて寒い
- 靴が散乱&たたきに土汚れ。お客さんが来た時に恥ずかしい思いをした
すべて賃貸暮らしの際に経験した、我が家の玄関に関する悩みです。
我が家は賃貸暮らしが長かったのですが、上記の通り玄関周りの悩みがとても多かったので、家づくりの際にはその時の経験をいかして間取りを考えました。
我が家では洗濯家事に関する悩みと1,2を争うくらい、ストレスの多い場所だったので、自分たちの暮らしの動線を何度もシミュレーションしました。
自分たちの使いやすい間取りになると、外出の動線がスムーズになります。
また、収納がしっかり確保されていれば、家の顔である玄関が雑然とすることはありません。
今では、物が少々多くても視覚的にはスッキリし、家の中でも明るくて気持ちのいい空間になりました。
突然の来訪にも慌てず笑顔で対応できるようになったのが嬉しい!
せっかく家づくりをするのだから、自分たちに生活に合った玄関にしたいですよね。
この記事では、我が家の玄関の間取り図や実際の画像と共に、使いやすくすっきりした玄関にするために工夫したアイデアを10個紹介します。
家づくり中の方の参考になれば嬉しいです。
我が家の家族構成・間取りを考えた際の前提条件
我が家は夫・妻・娘2人(中学生・小学2年生)の4人家族です。
また、収納に関しては
- 自転車
- BBQ用品
- テント・タープ類
- 家庭菜園グッズ
は屋外の物置に収納する前提で、玄関の間取りを設計しました。
上記のような物も玄関に収納したいと考えている方は、収納部分を我が家より広めに設計されることをおすすめします。
我が家の玄関間取り図 南東・広さは約4畳
こちらが我が家の玄関の間取り図です。
南東に位置し、広さは約4畳です。
- ホール
- たたき
- シューズクローク
- 靴箱
- ベンチ
から構成されています。
玄関の間取りで工夫したアイデア10個
1:絶対おすすめ!の横長レイアウト
玄関の間取りは、できるだけ横長にするのが個人的におすすめです。
我が家は横幅が約2mあります(シューズクローク部分除く)
一方で、縦幅はホール・たたきとも約91cmと狭め。
この間取りのよいところは
- 空間が広く見える
- 靴を履くときの順番待ちがない
- 来客時も、たたきにずらっと靴を並べられる
- 受け取った荷物をすぐにホールへ置くことができる
- 大きな荷物が届いても置きやすい
- ホールに立ったまま、玄関の開閉ができる
まず、横長だと畳数の割に空間が広く見えます。
マンション暮らしが長く横幅の狭い玄関での暮らしが長かったこともあり、横長の玄関は視覚的にゆったりして気持ちがいいです。
みんなで同時に出かける時の渋滞が避けられたり、誰かが出かける際にみんなで見送りができます。
我が家は夫の出勤時、家族みんなで「いってらっしゃい」と並んで見送りをしています。
誰かが後ろになることがありません。
また、たたきが横に広いと来客時も都合がいいです。
靴はホールに沿ってずらっと並べられます。
試しに靴を並べてみたところ、10足は置けました。
こんなに来客があることはめったにないですが(笑)
一方、奥行きの幅は狭めです。
狭くても、実はいいことがあって、宅配などで受け取った荷物をすぐにホールの床に置くことができます。
ネットで買い物が増えたので、重いものなどすぐに置けるのはいいですよ。
また、たたきの掃除は意外とめんどうなので、狭いと掃除も楽です。
\こちらでおすすめのたたき掃除方法を紹介しています/
たたきが90cmほどしかないのは狭すぎかなと不安もありましたが、実際住んでみると我が家にはちょうどよかったです。
狭めといっても大き目のボックスなども十分置けます。
自転車等大きいものを家の中に持ち込んだりしないのであれば、横幅はたっぷり、奥行きは短めが個人的におすすめです。
2:シューズクローク1.5畳 ウォークインとウォークスルーのいいとこどり
シューズクロークは絶対に作りたかった場所の一つです。
玄関って家の中にはあまり持ち込みたくない、でも外にも置いとけないものの唯一の置き場として大事な場所ですよね。
また、出かける際に持ち出すものに関しても、家の中よりも玄関に置いておくのが動線的に一番使いやすいです。
我が家が玄関に収納&保管したいものを一覧にしてみました。
- 靴
- 傘
- マスク
- 防災グッズ・非常食
- レインコート
- ほうき・ちりとり
- 虫よけグッズ
- 学校へ行くときのスリッパや保護者カード
- レジャーシート
- 庭で遊べる遊具(リップスティック・なわとび・ボールなど)
- 季節グッズ(プールなど)
- 古紙・ゴミの一時保管
- 濡れたものの一時保管
ざっと挙げただけでも結構あります。
収納したい物がたくさんあったので、しっかりと収納棚をつくりました。
天井いっぱいの高さの収納棚のおかげで、余裕をもって収納できています。
玄関収納について考える際にはこちらの本が参考になりました↓
kindle unlimitedなら0円で読めます!
また、収納棚と扉の間はスペースが90cmほどあり
ホール側はゴミの日待ちの一時置き場など
たたき側は濡れた傘の一時置き場などに使っています。
濡れた傘の一時置きに最適な傘立てはこちらで紹介しています
当ブログでも人気の記事です^^
このシューズクロークの一番のポイントは
家の中からも外からもアクセス可能にしたこと
実は、家づくりの最初の方は、同じ広さで下のような間取りだったんです。
できた間取りで暮らしをシミュレーションしてみました。
すると、シューズクロークのものを取りたい時に、必ずたたきで靴を履いて取りに行かなければならないのが面倒だと気づきました。
両方からアクセスできるように変更したことで、
いちいち靴をはかなくてもとれる
いちいち靴を脱がなくてもとれる
間取りに。
ここでよくある間取りが、お客様用・自分たち用で通り口をわけるウォークスルータイプ。
↓こういう間取りです。
上記のように通り口を2つ設けると、どちらもある程度の横幅が必要になり中途半端になりそうだったので、通り口はメイン一つのみにしつつ、室内からも外側から物が取れるという仕組みにしました。
こうすることで
◎ウォークインタイプの収納力の高さ
◎ウォークスルータイプのアクセスのよさ
両方のタイプのいいとこどりの間取りになったと思います。
3:シューズクロークのごちゃごちゃはカミヤのハイサイトドアですっきり隠す
シューズクロークの仕切りはKAMIYAのハイサイトドアを採用しました。
先ほどご紹介した通り、シューズクロークは天井までたっぷり収納できる可動棚を作り、いろいろと収納しています。
子供の遊具や、古紙の日まで一時保管している段ボールなども全部ここに置いているので、いつもごちゃごちゃしていますが、KAMIYAのハイサイトドアのおかげで、閉めた時は壁のようになり、すっきりとした玄関に。
上吊りのハイサイトドアは開け閉めもスムーズ。
引き戸で両側から開け閉めできるので、部屋側からもたたき側からも出入り可能です。
上吊りなので床にレールもありません。
この扉があるおかげで、シューズクロークに関して「ここは散らかっててもOK」という安心感を得られています。
詳しくはこちらでご紹介しています↓
4:コートハンガー・洗面スペースはあえて作らず
最近の家づくりでよくあるのが、玄関スペースに「コートハンガー」や「洗面スペース」を設ける間取り。
我が家も検討しましたが、あえて作りませんでした。
これもシミュレーションをして決めたことです。
我が家の場合、帰宅時はたいてい手に荷物を持った状態。
コートを脱ぐよりも先に、コートを着たままとりあえず荷物を下ろしたい場所まで行くだろうと思ったんです。
なので、あえて玄関にコートハンガーを作らなくてもいいかということになり、設置しませんでした。
暮らしてみて、やっぱり思った通りでした(笑)
我が家の帰宅後の動線は
とりあえずリビング・キッチン・子供部屋などに荷物を置きに行く
→洗面所で手洗いうがい
→コートを脱いでハンガーにかける
の流れです。
玄関にコートハンガーがあったとしても、先にコートを脱ぐことはなかったと思います。
コートは他の衣類と同じくファミリークローゼットに収納しています。
玄関に洗面スペースを設けなかったのも同様の理由です。
あっても、ここで手を洗うことはあまりなかったと思います。
あくまでも、これは我が家の生活動線なので、必要かどうかは各ご家庭で違うと思います。
便利そうと思っても、自分たちの暮らしの動線に合わないものは無理に取り入れる必要はなく、自分たちが玄関をどんなふうに利用するかシミュレーションすることがとても大事だと思います。
最近は、娘が中学生で自転車通学になり、レインコートの出番が増えることで、新たな動線が生まれそうです。
濡れたレインコートを干せるウォールハンガーをシューズクローク内につけようかと検討中です。
ホッチキスでつけられる壁美人のウォールハンガーが第一候補
壁美人はすごい!壁にほとんど穴をあけることなく、鏡や絵を飾れます。
5:デイリー靴を収納する靴箱、飾り棚も兼ねてます
シューズクロークはあるのですが、横長なのでリビングから玄関へ向かう動線から少し離れてしまいます。
よく履く靴をさっと取り出せるように、動線上に靴箱を造作してもらいました。
靴箱の上はちょうど飾り棚にもなり、植物を飾ったり、印鑑や自転車の鍵を入れたカゴを置いています。
6:あると便利な造作ベンチつけました
工務店さんのモデルルームにも玄関にベンチがあり、とても素敵だったので同じようにベンチを付けたいとお願いしました。
一人腰掛できるくらいの小さなベンチですが、腰痛持ちの義母が来てくれた時など、靴の着脱がしやすいととても喜んでくれました。
また、出かける時に忘れずに持ち出せるよう、買い物かごや発送する宅急便などを置いておくのに重宝しています。
作ってよかったです。
7:縦長窓&高断熱の玄関ドアで明るく気持ちの良い玄関に
玄関は暗くこもった空間になりがちなので、しっかりと窓を取り付けました。
防犯面も考えて細い縦長窓に。
あるとないとでは明るさがだいぶ違うと思います。
玄関ドアで採光できるタイプのデザインもありますよね。
明るい玄関は気持ちも明るくなるので、工夫して取り入れるといいと思います。
加えてこだわったのは、玄関ドアや窓の断熱。
我が家はリビングと直結していることもあり、断熱にはこだわりました。
8:靴箱・シューズクロークにコンセント設置
靴箱内にコンセントを設置しました。
シューズクロークにもたたき側とホール側に、それぞれ一つずつコンセントをつけています。
電動自転車のバッテリー充電・靴乾燥などに重宝しています。
靴乾燥にはBRUNOのマルチふとんドライヤーが使いやすくておすすめです
9:人感センサーの照明
ホールとシューズクロークの照明は人感センサーの照明にしました。
玄関は外出時や帰宅時、カバンなどの荷物を持っていることも多いので、人感センサーにしておくと便利です。
遅い帰宅時も、玄関ドアを開けて明かりがパッと付くと、気持ちもホッとしますよ。
10:廊下なしでリビング直結!ルーバーでおしゃれに仕切って丸見え防止
我が家は玄関とリビングが直結した間取りです。
我が家の間取りはこちらで紹介しています
玄関入って正面にピアノを置いているのですが、ルーバーで仕切ることで丸見えになるのを防止しています。
廊下をなくし、ルーバーを設置してゆるやかに仕切ったことで
・リビングと一続きなので玄関が極端に寒い空間にならない
・玄関の窓からの光がリビング(ピアノスペース)にも入る
・インテリアのアクセントになる
など、メリットもたくさん。
\詳しくはこちらで紹介しています/
玄関間取りのアイデアまとめ
玄関の間取りについて、我が家が工夫したアイデアを10個ご紹介しました。
- 1:絶対おすすめ!の横長レイアウト
- 2:シューズクローク1.5畳 ウォークインとウォークスルーのいいとこどり
- 3:シューズクロークのごちゃごちゃはカミヤのハイサイトドアですっきり隠す
- 4:コートハンガー・洗面スペースはあえて作らず
- 5:一軍の靴を収納する靴箱、飾り棚も兼ねてます
- 6:あると便利な造作ベンチつけました
- 7:縦長窓&高断熱の玄関ドアで明るく気持ちの良い玄関に
- 8:靴箱・シューズクロークにコンセント設置
- 9:人感センサーの照明
- 10:廊下なしでリビング直結!ルーバーでおしゃれに仕切って丸見え防止
玄関が自分たちの生活にフィットした広さや間取りになれば、暮らしの満足度はかなりアップすると思います!
最適な広さや間取りは、各ご家庭の家族構成やライフスタイルでそれぞれ異なると思いますが、何か一つでも参考になれば嬉しいです^^
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