こんにちは、UCHIです
「家を建てる」
それは一生に一度あるかないかの大大大イベント。
しかも何千万もする超高額な買い物!
絶対失敗したくないですよね。
「家は3回建てないと理想の家にはならない」とよく言われますが、我が家は幸運にも1回目にして、かなり満足度の高い家を建てることができました。
満点とはさすがに言えませんが、90点くらいの高得点を自分にあげられるくらいの家を建てることができたと思っています。
満足な家づくりができた理由の一つに、本を読んで学んだことがあげられると思います。
最初は家づくりに関して右も左もわからない状態でしたが、専門家の方が書いた本を読むことで自分たちの理想の家にに必要な知識を増やすことができました。
今回は、そんな我が家が家を建てる時に本当に役に立ったおすすめの本を3冊ご紹介します。
どの本も、家づくりに大きな気付きをくれた良書です。
また、専門書でありながらも堅苦しい本ではなく、専門知識のない人にとってもわかりやすく書かれているものばかりです。
家づくりを考え始めたけれど、
どんな本を読めばいい?
とお悩み中の方、ぜひ参考にしてみてくださいね。
①住まいの解剖図鑑
エクスナレッジさんから出ている「解剖図鑑」シリーズで一番有名な本が、この「住まいの解剖図鑑」です。
これまで家づくりを経験された多くの方も、おすすめの本として挙げられています。
我が家も家づくりを検討し始めて間もないころ、参考になりそうな本はないかと探していて出会ったのがこの本でした。
単純にイラストが自分好みだったので、惹きつけられてパラパラと表紙をめくったところ、最初に書かれていたのが下のキッチンに関する問題でした。
「えー?どれだろう???」と気になり、そこから一気に読みました。
ちなみにこの本は、もとは住宅設計を学ぶ建築系の学生たちに向けて書かれた本だそうですが、私たちのようにこれから家づくりを考えている人が、心地よい家を作るための基本を知るのにも大いに役立ちます。
何より内容はしっかりと専門書でありながら、読み物として本当におもしろいんです。
ひとつひとつの解説にキャッチーでユニークな見出しがついています。
一つご紹介すると、
「家づくり」とは「おいしいお弁当づくりに似ている」
この例えが絶妙。すごく好きです。
内容は、最初に紹介したキッチンの問題のような事例をはじめ、家の各場所の設計にあたり、「心地よい住まい」にするためには、それぞれどんなポイントを念頭において検討していく必要があるかを、端的にわかりやすく、ユニークに教えてくれます。
また、家の中だけではなく外構や駐車場など、家を構成する様々なパーツがどんな理由でなぜその大きさで設置されているかが理解できます。
本書を読むと、暮らしにくい理由もはっきりするので、当時暮らしていた賃貸住まいで抱えていたストレスの原因も「あぁ、こういう作りだからなのね」と納得することができ、自分たちの家づくりで考えるべきポイントが明確になりました。
特に参考になったのは
・「自分たちはどんなお弁当にしたいのか?」と家全体のテイストを考えること
・玄関、キッチン、水回りの動線。人間の動きや、モノの性格を意識した設計にすること
・光の入り方・風の流れ方から軒や窓を考えること(特に軒の重要性を知りました)
さらに我が家の失敗経験からもこの本をおすすめします。
本書には「ダイニングテーブルは、見かけよりずっと大きい」というタイトルのついた、ダイニングの空間づくりに関するページがあります。
「ダイニング周りは十分な空間を絶対に確保すべし」と書かれていましたが、我が家は間取り全体の都合上、本書で述べられている必要十分な寸法をとれない設計になりました。
暮らしてみると、やはり不自由を感じる場面があります。作者の言う通りだったな・・・と実感しています。
家づくりを考え始めたら、まずはこの1冊から手に取ってみることをおすすめします。
冒頭のキッチンの問題、みなさん正解はどれかわかりましたか?
答えは、ぜひ読んで確かめてみてくださいね!
住まいの解剖図鑑②間取りの方程式
先ほどの「住まいの解剖図鑑」を読んでから、次に読んだのがこちらの「間取りの方程式」。
同じエクスナレッジさんから出ているシリーズの本になります。
先ほどの「住まいの解剖図鑑」は「心地よい住まいの原則」を解説してくれるものであり、本書は名前の通り、「間取り」を考える際に参考になる考え方・アイデアがつまった本です。
最も参考になったのは
「良い建物」と「良い間取り」をバランスよく両立させる秘訣は
建物の形を豆腐のようなシンプルな四角形からはじめること。
という一文。
この考え方が我が家に大きな影響を与えてくれました。
家づくりをはじめた当初は、本書に良くない例として書いてあったように、我が家はまさに「間取り」から考え始めていました。
最初の段階で提案されていた間取りはこちらです。
設計者に伝えたのは間取りの要望ばかり。
すると見事に複雑な形状の建物に。
庭は十分あるのにもかかわらず、間取りありきで考えた結果、建物の形が複雑になり、意味のない中庭スペースまでできてしまっていました。
お願いしたこちらも「自分たちの要望が入っているし、これでいいかも」なんて思う始末。。
(今思うとかなり恥ずかしいです。この間取りで建てなくてよかった)
ちょうどそのころこの本に出会い、考え方を一新。
最初に敷地に合う大きさの長方形を描き、そこに自分たちの要望をつめこんだ間取りに変更していきました。
先ほどの、中庭付き間取りを提案してきたハウスメーカーは結局お断りすることに。
最終的には、別の工務店へ依頼し、間取りはアドバイスをいただきながら、自分たち主導で考え仕上げました。
我が家がシンプルな長方形の平屋になったのは間違いなくこの本の影響が大きいです。
建物の形状は非常にシンプルですが、その一方で、間取りは自分たちの生活スタイルにあった、かなり自由な仕上がりになりました。
※できあがった我が家の間取りはこちらです
「建物がシンプルな形であればあるほど間取りの発送は自由になる」
住宅設計の基本、間取りの真実だそうです。
自分たちの家でそれを身をもって実感しました。
この本に出会えて本当によかったです。
これから間取りを考えていく方、一読をおすすめします。
既に業者から複雑な形状の間取りを提案されている方、その提案を見直してみる必要があるかもしれません。
間取りの方程式③収納家具いらずの片付け図解百科
最後にご紹介するのは「収納家具いらずの片付け図解百科」です。
こちらは収納計画を立てる上でとても参考になりました。
ちまたに溢れる「収納本」と名のつく本は、おすすめの収納家具やグッズを紹介する本が多いですが、本書は家を建てる前やリフォームする前に、片付けやすい収納の仕組みづくりを徹底的に教えてくれる本です。
「散らかる」ということは「使ったものをもとに戻さない」ことの積み重ねであり、戻せないのは「行動動線上に適切な収納がないから」。
住む人に原因があるのではなく、片づけにくい家に原因があるとはっきりと述べられています。
一人ひとり生活スタイルも価値観も持ち物の多さも違うので、既成の収納スペースではぴったり合う人は少なく、使いにくいのは当然といえば当然ですよね。
必要な場所にちょうどいい収納ができると暮らしは驚くほど快適になり、後からいまいちな、ちぐはぐの収納家具を買い足す必要もなくなります。
機能的でストレスのない家に住みたい。
「家づくり」はそれを叶えることができる最大のチャンス!!
我が家もこのチャンスを生かそうと、本書に沿って仕組みづくりを考えていきました。
作者は、自分の暮らしにぴったり合った収納を作れるよう、順を追ってその方法へ導いてくれます。
大事なことは、「今の暮らしの動線から生まれているストレスを書き出すこと。」
我が家は今の暮らしのストレスを書き出し、洗濯にまつわるストレスが最も多いと知ることができました。
そのストレスをなくすために、どんな動線でどこに収納があればいいかを考え、最終的には自分にとって最高に使いやすい洗濯動線や収納を作ることができました。
本書に書かれていた「散らかってものOKのスペースを作る」という言葉もいい気付きになりました。
↓我が家のランドリールームです
また、和室の収納に関しても非常に参考になりました。
本当に満足する住まいをつくるには、インテリアの希望や要望を叶えるだけでは不十分。
それよりも今の暮らしで抱えているストレスをなくすことが先であり、その一番の解決法が収納・片付けの仕組みづくりをすることだと思います。
この本を使って、自分たちのストレスをなくす仕組みを徹底的に考えてみてください。
既に住んでいる家の収納を見直すための本としては、はっきり言って参考になることは少ないですが、これから家づくりをする方にとっては大いに参考になる本だと思います。
こちらは、amazonや楽天など調べてみましたが現在電子版のみのようです。
Amazonの読み放題サービス
「kindle Unlimited」なら0円で読めます!
ぜひ読んでみてくださいね。
収納家具いらずの片づけ図解百科
●2か月99円でお試し可能。期間内で家づくり関連の書籍を一気に見るのもおすすめです。
まとめ
家づくりで、我が家が役に立った本を3冊ご紹介しました。
本から専門家の方々の知識を得ることで、自分たちの理想の家にするために必要なことを効率的に知ることができました。
今回ご紹介した本は、素人である私たちにも理解しやすく書かれており、家づくりにきっと役に立ってくれると思います。
参考になれば嬉しいです。
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