戸建て 自転車雨ざらし/雨に濡れない自転車置き場を後付けで設置するまでの我が家の記録(前編)

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こんにちは、UCHIです。

地元の工務店で建てた31坪の平屋に家族4人で暮らしています。

新居に住み始めて約3年。

自分たちがどんな暮らしがしたいかを追求して建てた家。

夫婦で真剣に取り組んだ甲斐があり、快適で満足度の高い暮らしが実現しています。

 

 

実際に住み始めて感じた、小さな「こうすればよかった」はいくつかありますが、まあいっかと気にならない程度のささいなものがほとんど。

ですが、たった一つだけ非常に後悔していることがあります。

それは

「雨に濡れない自転車置き場をちゃんと作らなかった」こと

これだけは、今になって非常に後悔しています。

自転車をどこに置くか、もっとちゃんと考えればよかった。

家づくり計画中の方、自転車のことまで考える方、意外と少ないのではないでしょうか?

我が家もそうでした。。。

新築を建てる時、外構工事の計画時に自転車置き場の話題が出た際も、早急に作る必要性を感じなかったことと、少しでも費用を浮かせたいという思いから、雨に濡れない自転車置き場を作りませんでした。

将来的には必要になってくると思いましたが、今はたまにしか乗っていないし、カバーをかけておけばいいかと後回しにしてしまいました。

結果、新居に引っ越して以来、我が家の自転車はずっと雨ざらし状態。

少しでも濡れないようにと軒下にとめていますが、ほぼ意味なし。

景観もよくありません。

雨よけカバーもかけずに、しばらく放置していたこともあり、

自転車もボロボロに。。。(涙)

雨ざらしにしておくと、想像以上に早く自転車が痛みます。

住み始めてすぐにでもサイクルポートを設置すればよかったんですが、後からやろうとすると、費用が割り増しになったり、面倒になってしまって、恥ずかしながら重い腰がなかなか上がらなかったんです。

後からゆっくり検討すればいいか、と思ってはや3年。

今年に入って、いよいよどうにかしなければ・・・という事態に。

というのも、春から長女が中学生に。

我が家の住む地域は、中学校・高校は自転車通学。

これまで自転車に乗る頻度はそこまで多くなかったのですが、通学となると、毎日になるので雨ざらしのままでは置いておけません。

また長女と次女は5歳差なので、我が家で自転車通学がこれから10年以上続きます。

家族みんながストレスのない生活を送るために、どうにか自転車を雨に濡れないようにしなければ!

後回しにし続けていた、自転車置き場を設置する計画が急ピッチでスタートしました。

が、実際に探し始めると、我が家の条件に合うものが、まあないんです!

雨風がしっかり防げて、出し入れもしやすく、好みのデザインで、手の届く値段のものって、後から探しても意外とないんです。

本当にない。。。(涙)

そんな困難を極めた自転車置き場(サイクルポート)問題。

これまで試したものや検討したさまざまなタイプの自転車置き場(サイクルポート)について、その経緯をせっかくなので記事にしてまとめておきたいと思います。

メリットやデメリットも、思ったことを素直にまとめました。

住む場所や、設置個所、家族構成などによってはぴったりの商品もあるかと思いますので、同じように自転車置き場の後付けを計画中の方、よかったら参考にしてください。

戸建て雨ざらしの自転車対策 これまで試したもの

簡易的なサイクルポート

これと同じものを戸建ての賃貸暮らし時代に購入したことがあります。

住んでいた賃貸の戸建てにも自転車置き場がありませんでした。

少しでも雨風がしのげたら…と思い、比較的安価なこちらのサイクルポートを購入しました。

が、結論。大失敗でした。

多少の雨よけにはなりましたが、問題は風。

風の強い地域に住んでいたこともあり、強風の日にふっとびそうになりました。

我が家は賃貸住まいだったので、杭で固定することができず、重石代わりにブロックを置いていただけだったということも原因ですが、雨風の強い日は全く役に立ちません。

飛んでいって、近隣に迷惑をかけたら大変だということで、すぐに撤去。

こちらは風の強い場所にお住まいの方にはお勧めしません。

風のない場所や、タープのように一時的な日よけなどに使うのには適していると思います。

サイクルカバー

先ほどの簡易的なサイクルポートが失敗だったので、次にサイクルカバーを購入しました。

新居に引っ越し後も、自転車置き場を設置するまでの間、とりあえずこのサイクルカバーで雨風をしのいでいました。

大人用は電動自転車用のこちらのカバー

子供用自転車にはこちらのカバー

大人用も子供用もカバーとしてはサイズ感もぴったりで、自転車を雨からしっかり守ることができます。

風で飛ばされないよう、洗濯ばさみで2箇所ほど留めていればさらに完璧。

雨よけとしては安くて確実で申し分ない商品ですが、デメリットは乗る時に毎回カバーをつけはずしする必要があること。

めんどくさがりな性分には結構手間な作業なんですよね。

「数日後にも乗るし、カバーつけなくていっか」が何回も重なり、そのうちかぶせることすらしなくなりました。。。

また、いちいちカバーをはずすひと手間が面倒で、自転車で行けるような場所も車を使ってしまったり。。。

しばらく使う予定のない自転車の保管などには、こちらがベストだと思いますが、頻繁に乗る自転車の雨よけとしては面倒なので向いていません。

戸建て雨ざらしの自転車対策 新居の自転車置き場として検討したもの

我が家がほしい自転車置き場(サイクルポート)の条件をまとめてみました。

  • 自転車が雨に濡れないで守られること
  • 強風・大雨にも壊れないもの
  • 自転車の出し入れがしやすいもの
  • 大人用自転車が3台とめられる大きさ
  • 好みのデザインで家の外観とも合うもの
  • できるだけ費用は抑えたいが、安物買いの銭失いは避けたい

きっとみなさん同じような条件で探していると思います。

以下は、自転車置き場(サイクルポート)の候補として検討したものです。

サイクルポート(LIXILなど)

「サイクルポート」として、まず最初に検討したのがこういうタイプ

出し入れしやすい点はいいですが、このタイプは値段の割に、結局完全な雨よけはできないというのがやめた理由です。

サイドにパネルなどをつけることで、さらに雨よけはできますが、100%はきびしい。

見積もりするとだいたい40万円程度。

高額な費用をかけて、それでも結局自転車がぬれる・・はちょっとなぁ。

近隣で、こういうタイプのサイクルポートの下に自転車をとめているにもかかわらず、さらに自転車にサイクルカバーをかけているご家庭がありました。

やっぱり結局濡れちゃうってことですよね。

我が家が自転車をとめる予定の場所は、風の通りがよく、なおさら結果が予想できたのであきらめました。

さらに、台風などがきた場合、屋根が吹き飛ぶリスクはゼロではないとのこと。

周囲が壁などで雨よけ、風よけできるような場所であれば、こちらのタイプで問題ないと思います。

ただ、業者の方がおっしゃってましたが、家を建てる時に上記のサイクルポートを設置するくらいなら、車も一緒に雨よけできる大きなカーポートにするほうが、費用面でも大きく変わらないのでおすすめとのことでした。

サイクルハウス(ドッペルギャンガーなど)

ということで、ここからは「完全に雨よけできる」という条件にしぼって、さらに探し始めました。

次に検討したのがサイクルハウスといわれるドーム型の雨よけテント

一番口コミが良かったのは、下の「ドッペルギャンガー」。

見た目もシンプルで、雨よけとしての機能は申し分なし。

値段もLIXILなどのサイクルポートよりもはるかに安い!

我が家も「とりあえずこれにしてみる?」と一瞬決まりかけたのですが、テントタイプは何より強度が心配。

10年ももつかな。。

台風時にも耐えられるのかな。。

どうしても不安が残ったので却下しました。

賃貸住まいの方などには、お手軽で、強度もそれなりにあり、雨よけもしっかりできるこちらのタイプはかなりおすすめだと思います。

屋外用大型物置(コストコ)

風が良く通る我が家は、テントタイプはあきらめよう。

雨よけもしっかりでき、強風にも耐えられるのは、頑丈な「物置タイプ」だ!ということに。

まず候補となったのが、コストコの大型物置。

調べてみるとLIFETIMEというメーカーの物置が一番強度がありそうだったので、こちらの大型の物置が候補に。

料金的にも一般的な物置メーカーのものよりも安い。
見た目も「THE・物置」じゃないのがいい感じ。

ということで、95%こちらに決まりかけましたが、開き扉タイプで毎日の出し入れがしにくく、ストレスになりそうという不安が。

また、設置場所に傾斜があるので、この物置をそのまま置くと傾いてしまうので別途コンクリ工事が必要。

費用面でのメリットもあまりない。

さらに、台風で壊れた!というブログも見つけてしまい、最終的にボツになりました。

物置+自転車一体型

暴風雨にも耐えうる頑丈さに重きを置くとなると、値段はそれなりにしますが、やっぱり物置メーカーの製品がいいよねという結論に。

まずは物置と自転車置き場の一体型のタイプを検討しました。

これだと雨は完全には防げないけど、奥にパネルもあり、横に物置もあるので、サイクルポートよりは濡れずに保管できそう。

扉もないので、自転車の出し入れがしやすい点がいいですよね。

ただ、我が家は既に物置を庭に置いているので、正直、物置はなくてもいい。

ということで、物置サイズは最小限に、自転車置き場部分は3台置けるサイズで探しましたが、物置が最小のものを選んだとしても横幅が3m以上になってしまいます。

そうなると、我が家ではちょうど「雨水ます」にかかってしまうという事態に!

後付けすると、こういう問題が発生するんですよね。。。。

やはり家づくりのタイミングで、自転車置き場についてきっちり考えておくべきでした。

ということで設置不可。

シャッター付き物置

次に候補となったのが、シャッター付きのバイクガレージ。

濡れない&頑丈ということで機能面では申し分ないですが、気になるのはシャッター。

娘が毎日上げ下げするのは結構大変そう。

また、朝錬で早くに家を出るので、シャッターだと毎朝がらがらと開ける音が近所迷惑にもなるかも・・・という心配が。

うーん。。どうしよう。。

と、決めかねる日々。

ヨド物置xBEAMSコラボ物置

そんな中、なかなか気に入るものがないなぁ・・と嘆いていた時に一台の物置に出会いました。

それがこちら。

初めて見た時、こんなスタイリッシュな物置あるんだー!と衝撃。

さすがビームス!物置なのにクール!

しかも、シャッターでも開き扉でもなく引き戸!

そっか、シャッターじゃなくて、引き戸でいいやん!と。

これまでも散々、多くの物置メーカーのカタログを見てきましたが、なぜかこの物置に出会うまで、「物置+自転車置き場一体型」だったり、バイクガレージのような「シャッタータイプ」ばかり考えていて、「物置そのものに自転車を収納する」という考えに至ってませんでした。

これだー!

ということで、自転車3台が入るサイズがないか調べました。

結果。

なかった(涙)

こちらの物置は奥行約150cmの1サイズのみでした。

自転車1台~2台ならこちらにしていたはず。

自転車3台とめられるサイクルポートとしては無理でしたが、屋外用物置として、こちらの物置は見た目も機能面でもイチオシです。

我が家には家庭菜園道具を収納している物置がありますが、こんなおしゃれなのにしたかったなぁ~。

 

サイズが合わなかったのは残念ですが、この物置との出会いのおかげで、「引き戸で奥行きのある物置」という方向性が決まりました。

その後、我が家のサイクルポート探しがぐっと前に進み、最終的に納得できるものを設置できることになりました。

最終的に設置したた商品の詳細はこちら↓

戸建て雨ざらしの自転車対策 やっぱり後付けは面倒 家づくりと同時に計画するのがおすすめ

ここまで自転車置き場として我が家が検討した商品をいろいろ紹介しましたが、やっぱり後付けは面倒です。

間取りを考える際に、長めの軒を作るか、一部分を凹ませて自転車置き場スペースを確保しておくべきだったと思います。

もしくは車ほど広いインナーガレージでなくてもいいので、自転車用にインナーガレージ的なスペースをとっておきたかった。

車は雨ざらしでも、中までは濡れないのですぐに乗ることができますが、自転車は濡れてると乗りたい時にすぐに乗れないのがつらいとこです。

これから新築を計画していて、将来的に自転車を購入しようと思っている方や、既に自転車をお持ちの方は後回しにせず、同時進行で自転車置き場も検討することをオススメします。

家づくりを始める方におすすめの本「住まいの解剖図鑑」にも自転車置き場の重要性が書いてありました。

住まいの解剖図鑑より

ここも読んだはずなのに、外構まで手が回らなかった!

よく考えるべきでした。

というか、内装に熱量を注ぎすぎて、家づくりの後半戦にやってくる外構に関してはあきらかにパワーダウンしていました。

費用面も含め、もっとしっかり考えておけばよかったです(後悔)。

暮らしてみて、あらためて外構って重要と実感。

カーポートや物置など後付けとなるのは面倒で制約も増え、理想の形を実現するのが難しくなる場合もあります。

(追加のコンクリ工事が必要になったり、桝があるから設置できないなど)

我が家は最終的に納得できる自転車置き場を設置することができましたが、とっても苦労しました(涙)。

最後に、お家づくりを先に経験した者から助言を。

外構も内装と同じ熱量で取り組んでくださいね!

参考になれば嬉しいです。

 

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