こんにちは、UCHIです。
中２・小３の娘のいる4人家族です。
「待ってましたっ！」と思わず言ってしまうようなニュースが流れてきたのが去年の春頃。
それは、集英社の「世界の歴史（全18巻）」が22年ぶりに全面リニューアルして発売されるというお知らせでした。
歴史の学習まんがは講談社・集英社・学研など各社から販売されていますが、我が家は「集英社」推しなんです。
2年前に集英社「日本の歴史」コンパクト版を購入してすごくよかったので、（詳しくはブログをどうぞ↓）「世界の歴史」も購入するときは、できれば集英社で揃えたいと思っていたました。
ただ、これまでの集英社の「世界の歴史」は「日本の歴史」シリーズと趣が異なり、長年リニューアルもされず、しかもハードカバーしか販売されていませんでした。
↓リニューアル前バージョン
集英社は世界史にあんまり力を注いでいないのかな・・・なんて思ったり（集英社さんごめんなさい）。
なので、長女が中学生になり世界史を学びはじめたこともあり、そろそろ買いたいなと思いながらもそこまで購買意欲がわかず、他社のにしようかな・・・と考えていました。
そんな時にグッドタイミング過ぎる発売。
2024年10月に発売され、すぐに購入しました。
「赤」の日本史シリーズとに対して世界史シリーズは「青」
本棚に並べてもわかりやすい！
日本史シリーズと同じく手に取りやすい単行本サイズで、学生の頃世界史が得意だった私も読んでみましたが、内容も充実していておすすめできるポイントがたくさんありました。
今日はそんな集英社から新しく発売された世界の歴史（全18巻）について、おすすめのポイントや読んだ感想などを正直に口コミレビューしたいと思います。
購入を検討中の方、参考になれば嬉しいです＾＾
集英社 世界の歴史 コンパクト版 全18巻 概要
22年ぶりにリニューアル発売された集英社の「世界の歴史」は全18巻セット。
よく見ると真ん中に段ボールが。
これを外すと本と本の間隔が少しあいて
本を取り出すときもノンストレス！
ちょっとしたことですが、読み手側にとって嬉しいポイントです＾＾
3大特典詳細
全巻セットで購入すると数量限定３大特典が付いてきます。
①お風呂に貼れる！両面特大ポスター
「世界地図で見る！お金の歴史」
「世界30か国近現代史早見表」
②表紙イラスト使用！クリアしおり＆メモスタンド
人気まんが家のイラストがそのまま便利な文房具に！
③書いて消せる！My年表クリアファイル
書き込みできる特殊な素材で、自分だけの苦手をまとめた年表が作れる！
「世界30か国近現代史早見表」は植民地時代からいつ独立したのか等がわかりやすく役立ちました。
その他の付録は・・・おまけ程度に考えていいと思います（正直なくてもいいかな（笑））
集英社 世界の歴史おすすめポイント６つ！
①“まんがの集英社”だから、ストーリーがわかりやすくおもしろい！
「歴史（ヒストリー）は物語（ストーリー）」。
世界中でおこったできごとを、ドラマチックかつわかりやすいまんがに。
美麗なイラスト、魅力的なキャラクター、わくわくするストーリーで、まるでその時代にいるような感覚でたっぷりと読むことができます。
※集英社サイトより
前提として、世界史まんがを手に取る理由は
世界史はややこしくて難しい。。。
教科書を読んだだけじゃあイマイチよくわからない。
だからマンガでわかりやすく教えてほしい！
ずばりこれだと思います。
ただ詳しいだけでは参考書と同じ、単純に読み物としておもしろくてわかりやすいかどうかが一番重要ですよね。
少年ジャンプやりぼん世代の私ですが、さすが”まんがの集英社”という感じです。
ストーリーとして読みやすく細かいところまでわかりやすく描かれていて、世界史は得意と自負していた私ですが、初めて知ることもたくさんあり、楽しく読めました。
ただし、細かい情報などは小学校低学年には難しく感じるかもしれないと感じました。
読み始めるには小学校高学年くらいからがベストかなぁと個人的には思いました。
②新学習指導要領に対応した初めての世界史まんが
最新の高校の歴史の教科書では、世界史を横断的に読み解く「グローバルヒストリー」と、問いを自分で考えてその理由や解決策を探っていく「探求」が重視されています。
これらに対応し、欧米史はもちろん、アジア、中東、アフリカ等の歴史にも注目。
さらに、人、モノ、文化などの、国と国をつなぐ動きも網羅。
新学習指導要領に対応した世界史まんがは、本シリーズが初です。
集英社サイトより
※新学習指導要領って？
そもそも「新学習指導要領」って、以前の世界史の学習内容と何が変わったの？
という疑問がわいたので調べてみました。
2022年、これまでの
「世界史A」と「世界史B」
から
「歴史総合」と「世界史探求」
へ科目の名前も内容も変更されました。
内容の主な変更ポイントは
世界史を横に見る、同じ時代の世界の出来事を見るグローバルヒストリーとしての視点と問いを発してその問いを解決していく探求的内容も盛り込まれている点です。
集英社の「世界の歴史」は「世界史を横に見る」という点で、特に日本を取り巻くアジアの近代・現代史について充実した内容になっています。
各国の歴史を縦に見るだけでなく、私たち日本と諸外国の過去から現在までの関係性をたどることで（＝横に見る）
、現代社会の問題点や解決策を見つける、これが世界史を学ぶ意味だと思います。
また、「探求的内容」という改定を受けて、集英社の「世界の歴史」は、登場人物に問題を探求させる視点が描かれたストーリー展開があります。
印象的だったのは18巻の最終章「未来の世界へ」という章。
「わたしたちの地球会議」という世界中の様々な地域の若者がオンラインでつながり地球の課題を一緒に考えるというストーリーが描かれています。
自分たちの地球が、将来どんな星になっていてほしいか。
環境や健康、平和、自由と平等についてなど現代も抱える問題についてみんなで向き合い考えよう、そんな問いかけで締めくくられています。
過去を振り返り解決のヒントを得たことで未来のためにわたしたちに何ができるのか。
みんなで世界の課題と向き合い考えるという視点をうまくマンガとして描写している点は、まさしく「探求的内容」が盛り込まれていて、新しい学習指導要領に沿っているなぁと感じました。
③大人気教育系YouTuber「ムンディ」先生による解説がわかりやすい
シリーズ累計100万部突破の「一度読んだら絶対忘れない世界史の教科書」の著者で、チャンネル登録者数14万人を超える教育YouTuber”ムンディ先生”こと、山崎圭一氏が総合アドバイザーを務めています。
高校社会科講師の視点によるアドバイスで、学生がつまづきやすいポイントをしっかりおさえた内容になっています。
巻頭の「ムンディ先生のまるわかり解説」では、このではどんなことが書かれているかが端的にまとめられています。
また各章の最初には「各章のポイント」がムンディ先生とネコの会話形式で記載されています。
まず、ムンディ先生の解説がわかりやすい！
また、各章のポイントはLINE画面のような会話形式で書かれていることで要点がつかみやすくなっています。
マンガをいきなり読み始める前に、核となる重要ポイントを解説してくれていることで、先に要点がつかめます。
漠然と読み始めるよりもストーリーの内容の理解しやすく、ぐっと読みやすくなっているように思います。
④図解やコラムが盛りだくさん！
同時代でおこったできごとがひと目でわかるコラム「世界のできごと」や、当時の世界と日本の関わりを興味深いトピックで解説する「世界とつながっていた日本」など、写真や図解をふんだんに使った、わかりやすくて楽しいコラムがたくさん掲載されています。
まんがは白黒ですが、図解やコラムはカラーページが豊富で非常に読みやすいです。
娘たちもおもしろいと言っていました。
⑤受験にも役立つ近現代史が充実！
受験に頻出する近現代史を、全18巻中10巻の大ボリュームで掲載。
ロシアによるウクライナ侵攻や、パレスチナの軍事衝突など、最新の世界情勢も取り上げています。
正直なところ、純粋に「世界史を学びたい！」というよりも、「受験で出るから世界史を勉強しなきゃ！覚えなきゃ！」という人が大半だと思うので、受験対策用としてもおすすめです。
⑥大人気まんが家が描く、豪華な18の表紙
集英社各誌で活躍中のまんが家が表紙を担当しています。
ストーリーとはあまり関係ない部分ですが、表紙の豪華さは集英社ならではですね。
まとめ
我が家は集英社の「世界の歴史（全18巻）」を購入しました。
他社の物は読んでいないので比較はできませんが、総合的に見て我が家はこちらを買って非常によかったと思っています。
新学習指導要領に対応した初めての世界史まんがという点でも、これから購入を検討されている方にはとてもおすすめです。
歴史を淡々と伝えるというよりも、横のつながり、アジア近隣諸国の動きなど重要ポイントを詳しく取り上げ、みんなで世界の課題と向き合い考えるという視点をうまくマンガとして描写している点は、学校の新しい学習の流れにも沿っていて役立ちそうだと思いました。
また、マンガで歴史学ぶ最大のメリットは、マンガだと楽しく学べるからだと思うので、読み物として、純粋におもしろい集英社の「世界の歴史」は学習まんがとして選ぶのに最適だと個人的に思います。
ただし、大学受験対策にも活用できるくらい割と細かいところまで解説されているので、読み始めるのは小学校高学年くらいからがベストかなぁと感じました。
世界の歴史の学習まんが、どれを購入するか迷っている方などこの記事が参考になれば嬉しいです＾＾
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