【ピアノの間取り】悩むピアノの置き場所/我が家はリビングに2畳の「ピアノスペース」を作りました

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こんにちは、UCHIです。

地元の工務店で建てた31坪の平屋に家族4人で暮らしています。

 

マイホームの間取りを考える際に、ピアノの置き場所、すごく悩みませんか?

我が家は小学生の姉妹がおり、2人ともピアノを習っているので、家づくりで「ピアノの置き場所をどうするか」について、とても悩みました。

ピアノは、ある程度オープンな場所で、「上手だね~」とほめてもらいながら弾くのが楽しい楽器だと思うんです。

楽しく続けてもらうためには、みんなに聞いてもらいながら弾ける場所=リビングに置くというのは譲れない条件でした。

でも、ピアノってすっごい存在感があるんですよね。

想像以上に大きく、ピアノがドーンと置いてあるだけで、部屋も狭く感じられ、印象もだいぶ左右されるように思います。

しかも、一度設置してしまうと、すぐに移動や撤去することは難しい。

ピアノを途中でやめることになっても、そのままリビングに置き続ける可能性もある。。

 

リビングにピアノを置いても狭さを感じない間取りにしたい

ピアノ自体を目立たないように配置したい

 

我が家は、そんなちょっと無謀ともいえる条件を掲げながら家づくりを進め、最終的にそれを叶える間取りにすることができました。

今日は、我が家のピアノの置き場所についてご紹介します。

マイホーム建築中で、ピアノの置き場所に悩んでいる方参考になれば嬉しいです。

 

我が家のピアノの置き場所

我が家のピアノ置き場は青枠の部分です

リビングの一角に2畳の「ピアノスペース」を作りました。

和室と物置と子供部屋に囲まれた、半個室のようなスペースです。

この間取りにしたポイントは2つ。

リビングを2畳広げ、半個室の「ピアノスペース」を作った

「ルーバー」でリビングをゆるやかに仕切った

ひとつずつ紹介していきます。

①リビングを2畳広げ、半個室の「ピアノスペース」を作った

ピアノはとにかく場所をとる楽器。

賃貸で暮らしていたときもリビングにピアノを置いていましたが、部屋がどうしても狭く感じられるのが悩みでした。

ピアノを設置するのにどのくらいのスペースが必要?

前提として、ピアノを置くのにどのくらいのスペースが必要か知っていますか?

「片付けの解剖図鑑」より

 

椅子に座って弾く楽器でもあり、ピアノの後ろを少し開けておく必要もあることから、小型電子ピアノでも、畳1枚分のスペースが必要といわれています。

我が家はアップライトピアノなので、畳2枚分(1坪)のスペースが必要だとわかりました。

 

やっぱり想像以上にピアノは場所をとりますね。

 

じゃあ、ピアノを置きたいならリビングを広くすればいいだけの話、と思いがちですが、家づくりとなるとそう簡単にはいかないですよね。

我が家は家族4人で31坪という決して余裕がある広さの家ではありません。

いつまで続くかわからないピアノのために、貴重な2畳(=1坪)を使うってどうなんだろう?

どうせなら収納とかに使ったほうがよくない?

将来、無駄なスペースになってしまったら後悔しない?

そんな考えが片隅にあり、ピアノを置くためだけにリビングを広くするということに抵抗がありました。

リビングに畳2枚分の「空き地」を作るという考え方

そんな時、「片付けの解剖図鑑」という本に書かれていた

「もしもに備えて、リビングに畳2枚分(=1坪)の空き地をつくっておく」

という考えがとても参考になりました。

 

 

間取り作りの段階から、あらかじめリビングに1坪ほどの「空き地」を作っておくことで、ピアノのような大型のものをおくことになっても柔軟に対応できるという考えです。

考えてみると、

☑ピアノ

☑エクササイズグッズ

☑ペットのゲージ

☑マッサージチェア

☑ワークスペース

 

など、生活していくうちにリビングに置きたくなる大型のものって、結構あると気づきました。

将来、子供が巣立ってピアノが不要となりスペースが空くことがあっても、その後は別の用途で活躍してくれて、リビングをより有効に使えそう。

そう思えたので、ピアノの置き場所として、リビングを2畳分広げることにしました。

場所は団らんスペースから少し離れたところにし、目立たぬよう半個室のような空間に。

団らんスペースを狭くすることなく、リビングにピアノを置くことができました。

リビングを広くした分、子供部屋や寝室などの個室を小さくしました。

②ルーバーでリビングをゆるやかに仕切り、ピアノを目立たなくした

さらに、リビングの団らんスペースから丸見えにならないよう、ルーバーでゆるやかに仕切り、ピアノを目立たなくしました

 

青枠部分がルーバーです

 

壁ではなく、ルーバーで仕切ったのがポイントです。

完全には遮断されていないので、リビングにいる家族の気配を感じながら練習ができます

ピアノ側からはリビングがほどよく見えます。

一方でオープン過ぎないので、集中して練習することも可能です。

また、縦格子のルーバーがあることで、リビングインテリアのアクセントにもなりました。 

団らんスペースからピアノはほとんど見えません。

1つの空間をルーバーで仕切る方法は、とてもおすすめです。

 

 

その他、ピアノの置き場所を決める際に気を付けたこと

ピアノの置き場所を決める際には、以下の点も気をつけました。

温度・湿度対策

ピアノは急激な温度や湿度の変化に弱い楽器なので、直射日光の当たる窓際やエアコンの側は避けました

音漏れ対策

隣家への音漏れ対策として、外壁ではなく家の内壁に設置しました。

搬入対策

賃貸住まいの際、ピアノの搬入・搬出時に建具の幅がぎりぎりで、ひやひやした経験があります。

今回は玄関ドアや建具を通らず、リビングの窓から搬入できる場所に設置しました。

まとめ

我が家は

リビングを2畳広げ、半個室の「ピアノスペース」を作った

「ルーバー」でリビングをゆるやかに仕切った

という2つの工夫で

リビングにピアノを置いても狭さを感じない間取りにしたい

ピアノ自体を目立たないように配置したい

という希望を叶えることができました。

子供たちも、「今から弾くから聞いてて~」と言いながら、日々の練習に楽しく取り組めています。

ピアノは想像以上に大きく、いきなり「ピアノを置きたい」となっても、すぐに準備できないのが正直なところ。

今はピアノがなくても、設置する可能性が少しでもあるのであれば、家づくりの際に事前にしっかりスペースをとっておくことをおすすめします。

万が一、置かなかったとしても、リビングに「空き地」といえるスペースがあることで、いろいろな用途に使える便利なスペースとなるはずです。

我が家も将来は、また違った用途で使うことになるかもしれません。

 

将来は本棚を置いたり、ワークスペースにしたいなと考えています♪

 

楽しみが広がるスペースになりました。

これから新築やリフォームをされる方、お子さんが楽しくピアノの練習ができる間取りになりますように。

1つの事例として、参考になれば嬉しいです。

 

 

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